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スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 店舗開発特集

スターバックスといえば、居心地の好い店内が印象的だ。オフィスでもなく、自宅でもなく、第三の場所。その空間とは、どのようにして創られているのだろうか。

アセットマネジメント本部 濱島誠一郎本部長インタビュー

スターバックス コーヒー ジャパン(株)(スターバックス)の店舗開発を担う、アセットマネジメント本部 濱島誠一郎本部長にスターバックスの店舗開発のビジョンや戦略を伺った。
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既存店の価値向上にも真剣に取り組むスターバックスのビジョンに共感した

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

私は前職で、店舗運営というものは賃貸契約や環境、ハードなどをどのように維持していくか、ということがとても重要であることに気づきました。それは、店舗営業を継続する中で、締結している契約のリスクを把握し、追加投資を行う際には費用対効果を厳密に考えなければ、結果として無駄が増えてしまうことに直面することが多かったからです。

実は、既存店をいかに継続して、収益を上げ、存続させていくか。店舗の契約関係を精査した上でリスクの少ない契約を締結若しくは変更し、投資効果を明確にして投資を実施するということに専門部署を設けて力を入れている企業は意外と少ないんです。私は大規模物件の開発を担当していましたが、小規模店舗でも工夫できることが多くあると感じ、既存店の価値向上に取り組んでいるスターバックスへの転職を決めました。たとえ店舗の規模は小さくとも店舗は生き物であり、大切な有形・無形の資産であるとの認識が一致したからです。

当時のスターバックスは、全国の店舗数がまだ200にも満たない状況でしたが、従業員をとても大切にする会社だと感じました。それは、ミッション宣言や行動指針にも示されていますが、コミュニケーションをいかに行い、尊厳を持って付き合うか、という点に現れていると思います。

日本の会社は、どうしてもビジネス優先になりがちですが、スターバックスの場合は、より良い空間作りのために、ホスピタリティマインドを持つことやスターバックスの目標にいかにコミットメントするか、が重要なのです。

お客様に永続的に快適な空間を提供するために

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 アセットマネジメント本部 濱島誠一郎本部長

店舗にいるパートナー(従業員)は、対お客様にだけ集中して仕事ができることが望ましい。やれ家賃の値上げだとか、賃貸期間の更新だとか、お客様の動線だとか、そんなことにまで対応していたら、お客様に対して良い仕事がしづらくなってしまいます。

そこで、私たちのような専門部隊が必要なのです。通常、オーナーとの交渉や店舗の設計などについては、全て外部へ委託してしまう企業が多いのですが、スターバックスでは、専門部隊がほとんどを担っています。

いかに綿密に計画を立て、各部署と連携してコストを抑えて実行に移せるか。また、店舗のパートナーに対して、いかに負荷を掛けずに仕事に打ち込んでもらえるか。縁の下の力持ちのような立場ですが、広い視野で物事を捕らえながら気を遣って仕事をする必要があります。

絶対、退店しない。「店舗を一番良い状態でいかに継続できるか」に、注力する

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

最近は、土地の価格が一部でミニバブルのように値上がってきているため、時に、ハードな交渉が求められます。また、こういった景気動向になってくると、消費者行動にも影響が及ぶため、収支に占める賃貸費用の割合というのは、とても重要です。

スターバックスには、出店した店舗は退店しないという不文律があります。しかし、残念ながら過去には意に反して数店舗退店したことがあります。

ですから、なおさら私たちの立場は重要なのです。新規出店時の計画はもちろん大切ですが、出店してしばらくは順調な店舗の売上が落ちてきた時には、その理由を調査して考えて、打開策を提案します。しかも、素早く対応します。

単純に目先の傷を直すだけではなく、大きく変化をした場合には、どのくらいのリターンが返ってくるのか、きちんと計算できなければならないのです。

総合職の考え方と行動力で挑んで欲しい

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 アセットマネジメント本部 濱島誠一郎本部長

専門部隊の職場ですと、どうしても職人気質の言動になりがちなところがあります。「自分は設計だけが得意だ」といったように。しかしながら、スターバックスが既存店を綺麗な状態で維持しつつ、ビジネスを永続していくためには、職人気質を持ったスペシャリスト以上にバランス感覚に優れた総合職のような考え方と行動力が必要となってきます。

狭い範囲で物を見ていては、大切な事を見逃してしまいます。広い視野で見るためには、コミュニケーション力やマネジメント力が必要になります。決まったルールやセオリーというものはありませんから、自分で考えて行動しなければなりません。

ファシリティマネジメントやプロパティマネジメントといっても、やはり、スターバックスというコーヒー店の仕事であることには変わりがありません。向こう側にはいつも、お客様がいる。お客様が店舗という場所に足を運んでくださるからこそ、私たちは仕事ができるのです。

今後はまた、変化のときがやってくるでしょう。常に、半歩先の状態を提供できる会社でありたいと思いますし、基本を大切にして、一緒に仕事を出来る人にメンバーに加わって欲しいと思います。

企業データ

会社名 スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
代表取締役最高経営責任者(CEO)
兼 最高執行責任者(COO)
マリア・メルセデス・エム・コラーレス
(Maria Mercedes M. Corrales)
事業内容 コーヒーストアの経営/コーヒー及び関連商品の販売
設立 1995年10月26日
従業員数 1754名 (*)
店舗数 686店舗 (*)
サポートセンター
(本部)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-22-16
備考 (*)平成19年6月27日現在

担当コンサルタントから一言

チェーンオペレーション指向の企業の中でも、現在の既存店舗を永続的に顧客に愛される快適な空間として存続する為に、企業組織として社内に明確に位置づけている企業は他に例がないのではないでしょうか?

この考え方の根本にあるスターバックスの理念、カルチャー、職務スタイルについてカウンセリングの中で皆様とお話できる事を楽しみに致しております。

スターバックスコーヒージャパン株式会社 担当コンサルタント

お会いできる方にだけお話できる非公開情報があります。ぜひ転職支援エージェントとしてA・ヒューマンにご相談ください。

転職コンサルタント長崎孝志の写真

専門分野:食品業界、外食(フード)産業
長崎 孝志

フード関連企業→食品メーカー(飲料等)、外食(カフェ等)、CVS、外資流通 職種→マーケティング(商品開発、販促、広報PR)、品質管理、スーパバイザー、店舗開発、設計施工管理 等


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